不思議と週に1回くらいの割合で食べたくなるんです。
くせになってしまいますね。
その店にしかない味があるからです。
もやしのパリパリが山ほどのってるとか、チャーシューがとろけそうにやわらかいとか。
オリジナルメニューは変わったものじゃなくていい。
昔からある料理にその店の味を加えたもののほうが、お客さんは安心して食べられるからね。
夜中、酒飲んだあとの雑炊ってたまらないですね。
グーッとお腹にしみますね。
そういう味というのは酒飲んでてもお客さんはよく覚えてるものですね。
何か1品お得意メニューを持つこと。
素材のよさ、料理を勧めるタイミング、パッと見も大事。
うまい!と唸らす料理を出して、お客さんを引きつけよう。
ママは女優 自分のキャラを知る
ママとチーママがいたら、ママはなるべくボーッとした子のほうが良いですね。
あんまり血走って計算ばっかりしてたら客は分かります。
一見ボーッとしているようなママやけど、「あんたお金いらないよ」と言いながら本当はきちっと計算してるようなのが良いわけです。
それが演技力ですね。
言ってみたら、ママは女優です。
演技を使い分けないとダメです。
それが商売やから。
それで金とったら良いわけです。
暗いお客さんにはニコニコ笑うとか、明るいお客さんには逆に艶っぽくするとかね。飲んでなくても飲んだ雰囲気を出すとかね。
だけど本当に酔ってしまったら絶対にダメです。
お客さんはお店のママさんにおごるわけやから、おごってもいい相手のところにしか行かないからね。
ナポレオンどうぞっておごられて、ママさんはいちいち飲んでたら酔っぱらってしまって仕事にならんし、肝臓こわしてしまうから。
それをいかにして飲んだようにごまかすかっていうのが演技ですね。
ママは自分のキャラを知って、それを生かせばいいんです。
料理がうまいとか、色っぽいとか、ちょっと頼りなさそうで、助けてやりたくなるようなタイプとかね。
だけど、何もかも演技力で出来るかって言ったらそうもいかないから、自分のキャラに合った客を集めることですね。
なかには柄の悪いママがいて、行ったら「何しに来たん!」ていうような店もあるんですわ。でもまたそれはそれでそういうのが好きなお客がいるんやね。
スナックは物語をつくるところや。
昨日はどうやった、今日はこうやったとか新しい出会いとか。
それが物語になって、お客さんに夢を与えてくれるのです。
単にお酒をおいて飲ませるだけではあきれられる。
その店だけの売りを考えないとダメです。
まぁ言えば、遊びごころですね。
何か他の店にないものを持ったスペシャリストになることです。
これはスナックだけじゃない。
これからの時代は、体力のある大企業ならともかく、無数にある小企業が生き延びるには何かひとつでもいい、自分のとこにしかないことをやって、そのスペシャリストになることが必要です。
メニューでもいいし、お店のおしゃれな内装でもいい。
ママさんのめっちゃ愛想のいい笑顔とかね。
そこにしかないものがあれば、お客さんはタクシーに乗ってでも、どんな路地裏にでもやってくる。
成功の秘訣は、お客さんが何を望んでいるかを見極めることですね。
繁盛する店はその急所をしっかりつかんでる店です。
おかまの店に行くと、その人たちは、ただいただきます言って飲むだけやない。なんか面白いこと言うわけです。面白いこと聞くから満足するんでしょうね。ただいただきますだけ言って飲むだけ飲んで行かれたらむかつきますよ。ボーッと座ってるだけとか、カラオケ歌い終わったら聞かんと手だけたたいてるとかね。でも何か面白いこと言って、ワーッて笑うたらおごったことも損をしたとは思わなくなるでしょう?
同じ五千円でも高いと感じるか、安いと感じるかですよね。自分のキャラを生かすことが大事。無理をするより、自分を好いてくれるお客さんを集めたほうがしやすいでしょうね。
今日はこのへんで!
今日も読んでくれて、おおきに!
ありがとう!
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